朝焼け

umitanuki2007-04-26

深夜歌舞伎町のコーヒー店で沸騰したアイデアをかたちにした頃、空は少しずつ明るくなっていた。

ビルの谷間に出ると、眩しいぐらいの朝焼けが待っていたかのように顔を出すところだった。少し寒いくらいの鼻をつく澄んだ空気が、筋雲をなでていく。

大学の頃はこんな朝によくバイクで朝日を見に行ったな。研究室からも今と同じような状態で真っ赤な朝日を見た。旅路でお金はなくても、朝日だけはよく見ていたし。東京にいると太陽を意識することはないけど、雑居とした建物から顔を出す太陽、それはそれで神々しい。

アメリカ(の田舎)に住めば、こんな朝日をまたよく見るようになるだろうか。狂喜が覚め、現実にへ向う重い足と、全ての始まりを目指す足とが交錯する街――

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