英文履歴書のススメ、或いは@taromatsumuraさんのLinkedIn本

先日大学の卒業生会が開かれるというのでLinkedIn本社まで言って来たら、そのオフィスのすぐ手前がGoogle本社だったということと、Google社の前の交差点の名前が「Google」だったということに気づいた、そんな今日この頃ですが如何お過ごしでしょうか。

さてそんなわけでLinkedInの方々のお話を聞いて袖の下をもらったり今流行のステマをしているわけではないのですが、半年前ほどに一度お会いした@taromatsumuraさんのLnikedIn本を頂きましたので読んでみました。

LinkedInスタートブック  日々の仕事を加速し、人生をデザインするソーシャルネットワーク活用法LinkedInスタートブック  日々の仕事を加速し、人生をデザインするソーシャルネットワーク活用法
松村太郎

日経BP社 2012-01-19
売り上げランキング : 5524

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

基本的には表紙の通りLinkedIn使おうぜということなのですが、僕自身がLinkedInを通してどのようなメリットを受けているかということが明確に記述されていたので一読の価値ありかと思います。

まあLinkedInヨイショはこのぐらいにして、自分より下の世代の(特に同職種の)人たちに強調しておきたいのは、英文履歴書(レジュメ)を一年に一回ぐらい見直しておきましょうということ。まだ作ったことがない人は今すぐ作りましょう。転職するつもりがなくても作っておくとよいことがたくさんあります。

・自分のキャリアを明確にする
今振り返って日本の履歴書を思い出すと、あれって何も書いてないですよね。あれでよく人事採用してたなという気がしています。レジュメには基本的にキャリアのことしか書かないしそれで面接を受けられるかどうかが大幅に変わるので内容を凝縮する必要があります。逆に何も書くことがないという人は、何もやってないということの証なので、何かやらなければという気になります。

・何をすべきか明確になる
上の裏返しですが、自分で作ってみて他の人と比べると(ネットで公開している人がたくさんいます)、自分には何が足りないのかよくわかります。いくつか他人のを読んでみて、自分で読んでこれはすごいというのを見つけると、自分はどうしたらそういうレジュメが書けるようになるだろうかと真剣に考えるきっかけになります。

・いざというときに使い回せる
転職するときにそのまま使ってもいいんですが、応募する先によってカスタマイズしたりする場合もあると思うので、テンプレートとして作っておくとそういう話になったときに手間取りません。あと名刺の拡大判として自分はこういう人ですというのを初めて会った人に説明するのにも使えそうです。

でそういう内容をレジュメとしてA4で1〜2枚に纏めておくとよいのですが、それをゼロから作るのが面倒なので、LinkedInはフォーマットがある程度決まっていて書きやすいと思います。あと、LinkedIn以前は自分のホームページを持ってそこにWordドキュメントをアップしている人をよく見かけましたが、LinkedInだとアップする場所も無料で提供されるし誰かが勝手に見つけてくれるのでそういう意味でとても便利だと自分は思っています。

書類審査っていっても大学名と職歴の会社名ぐらいしかわからない日本の履歴書はホントに終わってるなーと最近つくづく思うし、まあそれはこれまでの日本社会では大学と会社が個人の信用を担保できていたからに他ならないわけですが、そうでなくなりつつあることを若い人ほど実感していると思うので、新卒採用について文句を言う前に英文レジュメをきっちり作って年1回ぐらいメンテしておくのが吉だと思います。

そんなわけでとりあえず@taromatsumuraさんの本からはじめてみてはいかがでしょうか。

LinkedInスタートブック  日々の仕事を加速し、人生をデザインするソーシャルネットワーク活用法LinkedInスタートブック  日々の仕事を加速し、人生をデザインするソーシャルネットワーク活用法
松村太郎

日経BP社 2012-01-19
売り上げランキング : 5524

Amazonで詳しく見る
by G-Tools