田植えした

でその週末にはなぜか全身タイツで田植えをするという。土曜日午前1時六本木ドンキ集合で5色のカラフルな全身タイツを買い漁りその朝7時に新宿発、見知らぬ男女24名の半ば「あいのり」なツアーで一路長野は上田市へ。着くなり全身タイツに着替え「タウエンジャー」としてビーチフラッグならぬ泥フラッグをしたりして和む。その後まじめに田植えをして、昼飯食って風呂入って夕飯食って風呂入って寝る。
なんかかなり不真面目な、泥遊びがしたかっただけじゃないのかと言われそうですが一応名目は田植えです。というか自分は確かに不真面目でしたが(そのおかげで主催者には多大な迷惑をかけたようなw)、ツアー自体のコンセプトはぜひここでも紹介したい。その名も「セガレ」という、農家のセガレが都会に出てきたはいいけど実家(というか農業全体)も大事にしたいぜ!という問題意識ばりばりのユニットでして、バス中での日本の食料自給率についてのトークや、夕飯時にも地元の方々とのディスカッション(というか飲み談義)があって、教科書的知識すらない自分にとっては様々なことを考えさせるよいきっかけになったと思います。例えばそのうちの一つですが、「米の自由化をすれば日本の農家はどうなるか」という問いに対して「間違いなくエタノール作りにはげまないといけない」という即答。その心は、消費者の心理は既にかなり二極化されていて、高級食材に手を出す人は日本米しか食わないだけどそれ以外の人は輸入米で十分満足するはずで、そうなると生産コストの高い日本の下〜中、中の上ぐらいの米はまったく売れなくなるに違いないと。説得力ありすぎです。まあこれが飲みまくってお互い真っ赤な顔しながらの談義なのですが。
ていうかアスパラ美味すぎ。子供のころアスパラが嫌いですいませんでした。これからはアスパラを心の中心に置いて生きていきたいと思います。子供ができたらアスパラばっかり食わせようと思います。そして農業とは壮大なる装置産業であることも驚き。アスパラの長さを揃えるようにカットして重さごとに4グループぐらいに振り分けるだけの機械があるんです。それってキュウリとか茄子には使えないわけ??アスパラのためだけの機械って。。。