iPadのついでにiPhone4も残念
iPadが残念
iPadが残念なことは、買っていない僕にも想像がつきます。
そして、とうとうiPadをはじめて使ってみたのですが、最初に思ったことはこれはただの大きいiPhoneじゃないかということです。
なるほど魔法のようだったのはiPadではなく、スティーブ・ジョブズやソフトバンクの孫さんのマーケティング戦略やプレゼンテーションの方だったのかもしれませんね。
いろいろ釣りがあることに目をつむるとして、iPadの残念さは的確についているような気がします。iPad、買ってみたけど寝転がってネットするぐらいしかやることないな、と思っている人もいるようですし、キーボードが打ちにくすぎてTwitterどころではないようです。
iPadの発表当初、「これはただの大きいiPhoneでは」と言っていた人が発売直前には「これは革命だ」と言っているのを見て、マーケティングは怖いなと思った次第です。
僕は一つ前のエントリを書いたように、実はiPadを完全に「残念な」デバイスと考えているわけではなく、
という使い方をすればすばらしいデバイスなのだと思いますが、発想が貧困な人達はどうもiPhoneのかわりに使おうとしているようで、それならば「残念な」デバイスになるでしょう。
iPhone 4も残念
次、iPhone 4が発表されましたね。
これもまた「初代iPhone以来の革命だ」などと言われていますが、3GSと比べてどう違うのでしょうか。
- テレビ電話
- 動画撮影&編集
- 高解像度カメラ
- 高解像度ディスプレイ
- マルチタスク
- フォルダの概念
- 広告
なんかこれだけ高機能になると、日本の携帯とそれほど変わりませんね。僕がiPhoneを最初に手にとったときすごいなと思ったのはその極限まで突き詰められた単純さであって、高機能性だったら日本の携帯でいい物がいくつも出ていると思うのです。だいたい、テレビ電話って本当に嬉しいんでしょうか。昔母親が「化粧をしないと出れない電話なんて要らないわ」と言っていたのを思い出します。本当に綺麗な写真を撮りたい人は引き続きデジタル一眼レフを買うでしょう。動画も然りです。マルチタスクが嬉しいケースも僕が3Gを使っている限り思いつきません。メールを見るときはメールしか興味ないし、TwitterをするときはTwitterしか見ません。音楽はバックグラウンドで流せるみたいなので、それで十分です。フォルダとか出てきちゃって、もう素人には使いこなせそうにありません。Youtube動画上に広告が出るようになって、PCではYoutubeを滅多に見なくなりましたが、広告がユーザの利便性を上げるのでしょうか。
速くて、無駄をそぎ落としたiPhoneがあれば僕はそれでいいんです。GmailとTwitterと乗り換え案内とPodcastと地図ぐらいしか使わないんです。強いて言えばEdyを載せて欲しいぐらいです。なんだか、iPhoneも結局そういう路線なのね、とガッカリな感じです。